2020年度 修了式をおこないました

3月18日(木)、本年度の修了式を行いました。

歴史に残る大変な年だった2020年度。前代未聞の臨時休業から年度が始まり、多くの学校では、苦しい休校期間がありました。本校では、「学びを止めない」を合い言葉に、オンライン授業始め、オンラインHRなどに取り組みました。今から振り返っても、冷や汗の連続です。ここから何をつかむか。生徒は何を学んだか。年度末にあたり、詳しく検証することが必要です。

 

以下、校長式辞です。

おはようございます。

今日は、令和2年度の修了式です。皆さんが、この式に出ているということは、定められた学習を修め、その成果が十分であることが認められたということです。次の学年に向けて進みましょう

 今年は新型コロナウイルスのためにあらゆることが影響を受けた年でした。4月はいきなり臨時休校で始まりました。休校は5月下旬まで続き、中間試験はなくなり、体育祭や2年生の修学旅行は延期になりました。その間、皆さんは不安な気持ちにであったと思います。部活動の大会も中止になり、多くの部員が辛い思いをしました。

しかし、本校ではiPadで先生と繋がっており、学習に関する指導や連絡を受けることができました。課題が配信されたり、オンライン授業があったり、HRもオンラインでクラスメイトとも繋がることができました。対面での授業を受けられなくても例年と同等な学習ができたのではないかと思います。その成果を評価して、夏休みは例年通り40日間とることができました。その時行った生徒アンケートによれば、多くの生徒が学校の取組に満足していたように思います。オンラインで生徒と先生、あるいは生徒同士が繋がることによって安心感が生まれ、市邨生としてのアイデンティティーが形成されてきたと感じています。

2学期になってからは芸術鑑賞会や延期された体育祭を実施、観客を制限して実施した化祭、そして、高2の北海道への修学旅行と中3の沖縄への修学旅行を実施しました。後で考えれば、この時しかないというタイミングでのGOTOトラベルでした。

年間を通して、クラスを越えた大きな集団での集会を実施することは難しく、特に文理コースにおいては、全員が一堂に会するということは出来ませんでした。日常の学校生活でも、授業中は常に扉を開けて、換気するとか、グループでの向かい合っての話し合いを避けるとか、昼ご飯を向かい合って食べないとか、大きな声を出さないとか、むやみな接触をしないとか、大きな制約があったと思います。それでも、なんとか生活上の制約や課題をこなし、毎朝検温して健康アンケートに答えてくれました。そのような学校全体で心を合わせた取り組みによって、コロナの脅威に負けることなく、一年間を終えることができたのは、素晴らしいことだと思います。協力してくださった多くの人たちに感謝したいと思います。

この様な活動が、学校外の人たちからも注目を浴びました。いくつかのメディアが本校の取組を取り上げてくれました。つい最近では、昨日の朝の民放で本校のダックスダンスが紹介されました。先週中学3年生が卒業の前日に取材されたものです。また、昨日は高1の授業に群馬大学の教授がコロナについての授業をしてくださり、その様子が朝日新聞に照会されます。全国的レベルのニュースでは、224日に本校は日本テレワーク推進賞というすごい賞をうけました。休校期間中のオンライン授業のやり方が評価されたものですが、これらの詳しい内容はすべて、ホームページに上がっていますのでホームページを見てください。

ざっと、一年間を振り返りましたが、かつてない感染症という自然の驚異と向かい合った、ある意味では貴重な一年間だったと思います。この逆境を乗り越えることができたときには、大きな収穫が得られると思います。もちろんこの先コロナが終息するのにどのくらい時間がかかるかわかりません。まだまだ耐え忍ぶ期間が続くと思います。でも、この様な時こそ、市邨精神をもって、慈忠忍の心で、犠牲的精神を発揮して、世界に貢献する人物たらんと、大きな志を持って欲しいと思います。市邨芳樹先生の教えは現代にも有効で、現代の世界中で取り組むSDGsの理念に通じます。世界から貧困をなくし、皆が健康で平等な生活を営み、みずみずしい自然を維持し、青く掛け替えのない地球を守っていく、そのような力を持ちたいと思います。

来年度の教育目標である、「一人ひとりの伎倆を高め、自ら考え、自ら行動する力を養い」たいと思います。

 

あすから春休です。新学年が始まるまでに18日あります。新しい教科書は既に手にしています。開いてみて下さい。そして自分で勉強を始めて下さい。勉強は先生に押しつけられてするものではありません。この一年、コロナ禍にあっても自分で自ら勉強してきたことを思い出し、自分の興味のあるところを、自分の課題を見つけて、自分で調べ、考える、探究活動を始めて下さい。今年卒業した先輩たちはそのようにして成果を上げてきました。この春休みに、計画的に新学年の準備をしてください。

そして、コロナ対策をいつも忘れないようにしましょう。

46日に、全員元気で顔を合わせましょう。

この記事の筆者
校長 澁谷有人
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